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チーム・人材マネジメント
先輩の腕時計の長針 ── 我々の仕事は、言語化されていないものを言葉にすること
数十年前に、ある先輩から言われた言葉を、今でも時折思い出す。言葉だけではない。その話をしてもらった場面の映像まで、はっきりと頭に浮かぶ。缶コーヒーの感触も、外の空気も。あれは、私がIT業界に入って1、2年目のことだった。 設計書の前で、さまよ... -
運用保守の現場リアル
2027年までに知っておきたい——S/4HANA移行でCO担当が一番戸惑う5つのポイント
ECC6.0の標準サポートが2027年末に終わる。いわゆる2027年問題だ。多くの企業がS/4HANAへの移行を迫られ、CO(管理会計)の担当者も、慣れたECCの世界から新しい土俵へ移ることになる。 私自身、長くABAP開発とFIを軸にやってきて、2026年に入ってからS/4H... -
チーム・人材マネジメント
ストロングポイントは、変化する ── 自暴自棄だった私に、上司がくれた言葉
先日、プレイヤーとリーダーを行き来してきた話を書いた。その終わりのほうで、「強みは移り変わっていく」という気づきには、かつてある人からもらった忘れられない言葉がきっかけになっている、と触れた。その話を、また別の機会にと書いた。今日は、そ... -
チーム・人材マネジメント
プレイヤーとリーダーを、行き来してきた——降りることも、戻ることも
キャリアというと、まっすぐ上に登っていくものだと思われがちだ。プレイヤーから始まり、リーダーになり、もっと上のマネジメントへ——。 でも、35年この仕事を続けてきて、私の歩みは一直線ではなかった。プレイヤーとリーダーのあいだを、何度も行き来し... -
運用保守の現場リアル
COはFIの延長ではなかった——ECCからS/4で痛感した、価値連鎖の集約点としてのCO
FIモジュールを担当していた頃、私はCOのことを、どこか「FIの延長」だと思っていた。 財務会計の数字さえきちんと押さえておけば、管理会計はその先に自然とついてくる——そんな感覚だった。その後、S/4HANAのCOを初めて担当するようになって、その思い込... -
チーム・人材マネジメント
SAP要員不足の罠——少数精鋭が組織を壊す日
以前、属人化の現場で私が見たものというシリーズを5回にわたって書いた。特定のひとりに知識と作業が集中したチームを、1年半かけて立て直した話だ。 あのシリーズは「解消」の話だった。だが最近、その手前にあるものについて考えている。 属人化は、あ... -
運用保守の現場リアル
実例編:N/A残しで提出した、私の落ち度の話
前回の記事で、「問い合わせは言葉どおりに受け取ってはいけない」「表面の質問の奥には、本当の困りごとが別にある」と書いた。 実は、あの記事の裏には実体験があった。しかも、私自身の落ち度から始まった話だ。今回はその顛末を、隠さずに書いてみたい... -
運用保守の現場リアル
問い合わせに潜む「本当の課題」——表面の質問と、根っこの困り
運用保守の現場に長くいて、しみじみ思うことがある。 お客様からの問い合わせは、言葉どおりに受け取ってはいけない、ということだ。 表面に出てくる質問の奥には、たいてい「本当に困っていること」が別にある。そこに気づけるかどうかで、対応の質はま... -
SAP書籍・学習リソース
宅配ピザ屋でSAPを語った人——「世界一わかりやすいSAPの教科書」と、伝える力への憧れ
人にSAPを勧めるとき、私が迷わず挙げる一冊がある。 『世界一わかりやすいSAPの教科書 入門編』(著者:とく/発行所:秀和システム)だ。 「入門編」と付いているが、初心者だけの本ではない。私のように長くSAPに関わってきた人間にとっても、value の... -
SAP書籍・学習リソース
SAPのCO専門書、日本語にはなぜ無いのか——CO担当になって痛感した情報の壁
今年からSAPのCOモジュール(管理会計)を担当することになり、私はある壁にぶつかった。 勉強しようと思って、日本語の本を探したのだ。ところが——ほとんど、ない。 長くSAPに関わってきたが、CO専門の腰を据えた学習は初めてだ。だからこそ、まず信頼で...